ネットスーパーを利用しないのは、商品を手に取って見られないから-。調査会社のソフトブレーン・フィールド(東京都千代田区)が行った調査で、買い物は実物を見て決めたいと考えている主婦が多いことが分かった。
調査は4月26~30日、インターネットで実施。20~60代の既婚女性967人が回答した。
それによると、ネットスーパーの利用状況で、76%が「一度もない」と回答。定期的に利用している人は全体の12%にとどまった。過去に利用したことがある人は13%だった。
利用経験がある人に何を買ったか尋ねたところ、「水・ペットボトル飲料」が51%で最多。「コメ」(47%)、「牛乳や乳製品、豆腐などの日配食品」(44%)が続き、比較的重い商品が上位を占めた。
今後、インターネットスーパーを利用するかどうかについては、37%は「利用しない」と回答。その理由として、34%が「商品を実際に見て購入したい」と答えた。「写真は実物と違い、鮮度や質感が伝わらない」(神奈川県、40代)、「スーパーに行って、品物を見たり、子供と話しながら買い物をしたりするのが楽しみだから」(栃木県、30代)といった意見もあり、主婦にとって買い物は気分転換の一つにもなっているようだ。
ネットスーパーは、生鮮食品や日用品をインターネットで注文し、自宅などに届けてくれるサービス。