5年で見れば低レベルでたいして動いていないように見えるが2年で見ればかなり激しい。マクロで考えた時に日本経済が今後どうなるかを考えると2万円をうかがうような動きはなかなか想像できない。人口が減少傾向なうえに現役世代の割合が減って社会保障費はどんどん増えるからだ。これを劇的に変えるには、ある人がテレビで言っていた。移民を受け入れて人口を増やすことだと。一見むちゃくちゃだが内需の拡大には消費拡大が必要で人口が急激に増えるということが難しいのだからこれは一理ある。ただ、日本人の失業率上昇は明らかだし、賃金も恐ろしく下がるし非正規雇用も増えるし治安の問題もあって、いや、日本人がこういう考え方を生理的に受け付けないはずで現実的ではない。
しかし、現状の日本はあらゆる角度、切り口から見てもこのままではますます現実的な生活レベルは下がるだろうし、それに伴って昔のような素晴らしい日本は失われていく。
話がそれたが要するにこういう根本的な問題が横たわる状況下では5年10年単位の国内の長期株式投資は成り立たないだろうということ。
比較的短い上げ下げの中で利益を得ないといけないのかもしれない。そうなると長くても1年のスパン、もっと言えば4半期ごとに保有銘柄の業績の分析、その結果PF入れ替えは必要だろう。
そうでなければ国内の株式だけに投資するのではなく、あるいは株式投資だけでもいけないのかもしれない。
いずれにしても自身の投資スタンス、売り買いの基準、ルールの厳格さはより重要になるのだろう。退場させられないことが最低の条件だろう。