21日の東京金相場は、週末18日のNY金相場が、米追加金融緩和観測の拡大などを背景に続伸した事を受けて、手じまい買いや値ごろ買いが先行し、週末の夜間取引の終値から、更に、上げ幅を拡大して取引を終えた。また、ギリシャの政局不安やスペインの財政懸念などを受けたユーロ売りが一服し、比較的ユーロ高・ドル安基調で推移している事も支援材料となった。本日の注目は、NY金相場が重要なポイントである、1,600ドルの節目を越えられるかに注目が集まっている。5月1日1,672.3ドルから5月16日1,526.7ドルまでの下げ幅の半値戻し、1,599.5ドルを超えてくると、フィボナッチの61.8%である1,616.7ドル、下落前の1,650ドル近辺へと向かうと考えられるが、1,600ドルで頭を抑えられる様だと、1,550ドル近辺へと下落する可能性がある。何れにしても、ここ数日がポイントとなりそうである。ここでの安易な判断は禁物である。相場を見極めてからでも遅くは無いか。

方向性         揉み合い 
夜間取引レンジ   4,035円~4,117円

池末
日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さんのブログ一覧