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FX講座【FXに関わる経済指標】


今回は毎日のように発表される経済指標について勉強します。FXでは値が動く大きなきっかけになり、知らなければチャンスを逃したり大きな損をしかねないので経済指標を知ることはFXをする上で非常に重要です。まず、様々な経済指標があるわけですが経済はドル、すなわちアメリカをベースに動いているのでアメリカの経済指標に対して為替は敏感に反応します。それとその指標自体の重要度(=為替に対する影響度)、指標の予想値と結果値の数値のギャップの大きさが重要になります。指標の重要度が高く、予想値と結果値のギャップの大きさが大きいほど為替に大きな影響を与えます。基本的に予想値より結果値が良いと円安(ドル高)予想値より結果値が悪いと円高(ドル安)になります。それでは重要度の高い順に様々な指標を紹介していきます。 ・雇用統計重要度★★★★★(毎月第1金曜日発表)雇用統計の中でも特に非農業部門雇用者数と失業率が最重要。発表後に1円値が動くことも珍しくない、最も注意すべき指標。・ADP雇用統計重要度★★★★☆(雇用統計の2日前発表)雇用統計の先行指標とも言われる。民間大手給与計算を行うADP社による4000万人の給与データを元に算出した指標。・GDP重要度★★★★☆(毎月下旬発表)景気動向の総合的判断に使用される指標で影響力が大きい。4月から1ヶ月毎に速報値→改定値→確定値と発表され、特に4月、7月、10月、1月の速報値が重要視される。・消費者物価指数(CPI)重要度★★★★☆(毎月中旬)小売価格やサービスの価格を調査し、物価の水準を測定したもの。特に食料品とエネルギー関連を除いた「コア指数」が特に重要。為替を動かす金利と深い関係があるため、常に注目度が高い指標。・中古住宅販売件数重要度★★★★☆(毎月下旬発表)景気と関連深く、先行性の高い指数。中古住宅で所有権の移動が完了したもの。金融政策の変更時には特に重要視される。また、毎月10日には中古住宅販売保留という指数も発表される。これは契約は成立しているが所有権の移動が完了していないものになるが中古住宅販売件数と同程度の影響度がある。・ISM製造業景況指数重要度★★★★☆(毎月第1営業日発表)各企業の購買担当役員へのアンケート結果。「生産・新規受注・在庫・入荷遅延・雇用」などを前月と比較して良い、同じ、悪いの3段階で評価したもの。・耐久財受注重要度★★★★☆(毎月下旬発表)機械設備投資の先行指標。変動幅が大きいことでも有名で注意が必要。「新規受注・出荷・在庫・受注残高」から構成される。・小売売上高重要度★★★★☆(毎月中旬発表)景気回復時の先行指標。個人消費の動向が分かり、注目度が高い。耐久財と非耐久財に分けて発表され、自動車部門を除いた部分が重要視される。・生産者物価指数(PPI)重要度★★★☆☆(毎月中旬発表)消費者物価指数と深い関わりがあり、インフレ動向を見る為に重要視される。国内販売業者の販売価格を調査したもので消費者物価指数と同じく、特に「コア指数」が重要。・住宅着工件数重要度★★★☆☆(毎月中旬発表)新築住宅で実際に建築が開始された件数。家具や家電製品などの個人消費に与える影響があり、景気動向と深い関わりがある。金融政策にも大きな影響を与える。月毎に変動幅が大きいので注意が必要。また、住宅着工件数と同時に発表される建築許可件数も同じく重要。毎月下旬には新築住宅販売件数が発表され、これらの先行指標として上記の2つの指標と同程度、重要視される。・鉱工業生産重要度★★★☆☆(毎月中旬発表)景気全般の動向を見る為に重要視される指数。製造業の生産性が分かり、GDPとも関連が深い。・貿易収支重要度★★★☆☆(10日頃発表) 政府と民間の輸出額から輸入額を引いたもの。長年続くアメリカの貿易赤字は問題になっていて注目度は高い。・景気先行指数重要度★★★☆☆(毎月20日頃発表)景気後退の予測指数。10個の指標を合成してデータ化したもの。一般的に3ヶ月連続の低下は景気の後退と判断される。↓応援クリックお願いします。くる株・株ブログランキング
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