
JR東日本ウォータービジネス(WB、東京)と日本たばこ産業(JT、同)が15日、日田市特産の日田梨を原料にした炭酸飲料「日田の梨ソーダ」を発売した。これに合わせ、両社の担当者などが同日、県庁で広瀬勝貞知事に新商品について報告した。
JR東日本グループ向けに清涼飲料水を卸すJR東日本WBが、夏向けの果汁入り炭酸飲料の開発をJTに持ち掛け、さっぱりとした甘みが知られる日田梨を使った新商品が生まれた。280ミリリットル入り140円。JR東日本の駅内の売店や自動販売機で販売する。
ラベルには九州の中で大分の位置を示した地図をデザイン。JR東日本WBの田村修社長は「甘さを抑え、夏の渇きを癒やす大人向けの商品をテーマにした。女性に人気が出るのでは」とPR。広瀬知事も「清涼感があっていい」と応じた。
JAおおいた日田梨部会の伊藤巧部会長は「日田梨に付加価値がつく商品でありがたい。首都圏の人においしさを知ってほしい」と話した。