為替にらみで小康状態だが。。。

 昨晩3月4日のダウは、45ドル安の12213。12032まで200ドル以上下げたが、長い下ひげをひいて、かなり戻して終わった。終値の水準は、2月8日の12182をかろうじて維持したものの、ざらば安値では2月9日の安値12069を下回っており、二番底はもはやあてにならなくなっている。日足のMACDはシグナルを切り、RCIも急降下しており、このあたりでとまっているとはとてもいえない。週足は少し下げどまってきている感じもあるが、月足は、基準線を下回り、ボリンジャーは下向きに派手に開いていてマイナス2σにつっかけており、月足MACDも下降中でいいところがない。モノラインもまだ霧がはれてきていないし、アメリカの雇用もどうも悪そうで、自動車販売も落ちてきているらしいので、下げの基調は転換が難しそうだ。
 為替は一服している。ボリンジャーは、月足週足日足いずれも円高方向に開いているものの、RCIは月、週、日足ともゼロ近辺の底となっていて、いったん円安に戻しやすい局面かもしれない。だがMACDは月週日とも、いずれも下げており、大きな円高への基調はまだかわらないと思われる。
 というわけで、日経平均は為替をにらんで小康状態ということだろうか。しかし終値は12972で、2月12日の二番底だった13021はやはり回復できなかった。日足、週足、月足のMACDも下向きで、下値の確認へ向かうことになりそうだ。どこまで下げるかわからないが、月足をみると雲の中にすっぽり入ってきている。ただTOPIXはすでに雲の下限近辺まで下げており、雲の下限で抵抗にあうとすれば、このあたりで踏みとどまる可能性もある。今の水準を下抜けすると日経平均では12572からさらに下を試そうとする危険もなきにしもあらずということではないか。いずれにせよアメリカの雇用統計まち、ということだろうか。
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