負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望72

目のつけどころが、シャープでしょ。株価の落ち方もシャープです。シャープの空売りのポジションが、おいしいことになっている。

先週は、為替の取引はしていないが、オーストラリアドルが、下落している。オーストラリア中銀が、政策金利を、3.75パーセントに下げたためである。

ユーロは、フランス大統領選挙、および、ギリシャの総選挙が56日にあるので、これへの警戒感から、ユーロは週末に下落。1.317から1.307まで下落した。

円は、80円割れの79.80が週末終値である。円高に振れているが、これは、一応、ユーロの影響と考えられるが、それよりも、むしろ、今週の510日の日本の国際収支、経常収支の影響のほうが、大きいのではないかと考えている。これプラス、増税であろうか。増税となれば、財政が、現在よりも健全化するので、円高になると考えられる。それでは、増税がないとなれば、円安かといえば、ことは、そう簡単ではない。一時的には、円安に振れ、その後、日本の国際収支、経常収支により、円高方向に、動くとおもっている。しかしながら、円は、あくまで、ニュートラルであり、おそらく、76円~84円のレンジになるのではないかと考えている。

アメリカの雇用も、大きく増えるでもなく、減るでもなし。となれば、FRBの金融政策も、現状維持で、商品価格をにらみながらの、口三味線となるだろう。ドルを中心に考えれば、ユーロもレンジになるのが道理で、1.28001.3500ぐらいのレンジというところか?ECBも、金融政策は、現状維持であろう。いきなり、利上げということはないだろう。

株は、日経平均先物9200割れの9150で、週末の取引を終える。そろそろ、打診買いを入れてみるか。シャープとライト工業とに売りを入れているので、買い戻してもよいかと考えているが、シャープは、上げてくれば、売り増ししてもいいのではないかと考えているところである。

<為替相場>

ドル円    78.2080.60

ユーロ円   102.20107.20

ユーロドル  1.28001.3350

フランス大統領選挙もそうであるが、ギリシャの総選挙で、与党2大政党のPASOKと新民主主義党(ND)が与党から転落しようとも、結果として、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)に対し履行を確約した支援条件を順守することが、唯一生き延びる道であるということは明らかであり、ある意味、お笑い劇場INギリシャ議会。ここまでやりましたが、どうにもなりませんので、条約を順守します!ということになるのが、既定路線である。国内世論の取りまとめに、時間がかかるのですというところか。

フランス大統領選にしても、事情は同じである(フランスは、少しは政策が緩和的になる恐れはある)。

ユーロが暴落してくれれば、買いで対応したいところであるが、比較的、動きがおとなしい、ドル円の円売りでも、いいかもしれない(負けないトレード)。

円は、510日の国際収支・経常収支の前後で、動いてくる可能性が高い。できるだけ、ひきつけてトレードしたいところである。

また、豪ドルが下落しているので、いったん戻るのではないかと考えている。そうであるならば、511日の中国の重要指標が山場になるとおもっているところである。1.0200を割り込んでくるのであれば、いったん、そこで買いポジションをとってみても面白いか。近場にストップをおく必要はあるが。

来週は、週初で動きそうである。楽しみである。

<株式相場>

日経平均   89509350

シャープとライト工業の空売りは、まずまずである。しかしである。カルビーが、少し見ないあいだに、無意味に吊り上っていたので、打診売りをしてみたが、50円ほど、踏みあげられてしまった。このまま放置プレーと洒落込むことに決定。おそらく、売り物が出ないのだろう。個人投資家の、空売りのポジションが少したまっているようであるが、ここは、我慢のしどころである。

日経平均は、為替次第か? 月曜に打診買いしてみようか迷うところである。ユーロ圏の政治リスク次第である。

 

円高、中国、デフレ、日本のモノづくりの危機が叫ばれている。

叫んでいる割には、安いモノ買おうとする。持っている財布、バックは、舶来物。

良いモノを安く。マークがつけば高く。

それでも、日本のモノづくりの危機が叫ばれるのである。

それはさておき、ウシ象の手元に、このような本がある。

 

タイトル「世の中に役に立たないものを作ってみたかったんだよ」

サブタイトル テレビリモコン型暗殺兵器開発秘話

著者  新居高山 昇 

 

以下その引用である。

ある晴れた日の昼下がり。朝から雨が降っていたのであるが、晴れだった。一人で座禅を組み、警策で、自分で、自分の背中を叩いていると、ついには、38打目で、皮膚が裂け、血が流れ出した。しばらく、その甘美な心地よい痛みに酔いしれていると、私のあたまに、ふと、あるアイデアが浮かんだ。

そうだ、テレビのリモコンから、シャーペンの芯が飛び出すというのはどうだろう。くるくる回りながら、飛び出す。グッドアイデアだ!

こいつはすごいことになるぞ!思わず、叫び声を、上げてしまった。部屋の床の間に置いてある。両目ともに、目が入っていないだるまが、その声に驚いて、私のほうを、その黒目で、ぎょろりと睨んだ気がした。

まてよ。いったいそんなものをだれが買うというんだ。

そうだ、意味を持たせよう。シャーペンの芯が刺さると、人が死ぬんだ!うへへへへ・・・・・

そうすれば、買い手がいろいろあらわれてくるぞ!モサド、CIAFBI、それに、世界のテロ組織。これでそろばんがあった。

しかし、シャーペンの芯だけでは、殺傷能力が低い。ここで、思いついたのが、シャーペンの芯の原料に、爆薬を使うことである。刺さったところで、血液と反応して、ぼかんと一発。またひとつ、高いハードルをクリアーである。

だが、ひと安心したところで、もう一段高いハードルが、私の前に立ちはだかったのである。そいつの名は、安全基準! 

安全基準に抵触してしまうぞ! これでは、販売できないではないか!

そうだ! こうしよう!

発射するために、ボタンを押したところで、「シャーペンの芯が、飛び出します。ご注意ください。シャーペンの芯が、飛び出します。ご注意ください」と大音量で、アナウンスされるようにするのである。

これで安全基準も無事にクリアー。

うへへへへ・・・・・・。こいつはすごいぞ!

 

以上、ながながと引用してきたが、モノづくりに対する、ほこり高き男の生き様が見て取れたとおもう。日本のモノづくり、万歳である。努力こそ、最大の美徳である。

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