目のつけどころが、シャープでしょ。株価の落ち方もシャープです。シャープの空売りのポジションが、おいしいことになっている。
先週は、為替の取引はしていないが、オーストラリアドルが、下落している。オーストラリア中銀が、政策金利を、3.75パーセントに下げたためである。
ユーロは、フランス大統領選挙、および、ギリシャの総選挙が5月6日にあるので、これへの警戒感から、ユーロは週末に下落。1.317から1.307まで下落した。
円は、80円割れの79.80が週末終値である。円高に振れているが、これは、一応、ユーロの影響と考えられるが、それよりも、むしろ、今週の5月10日の日本の国際収支、経常収支の影響のほうが、大きいのではないかと考えている。これプラス、増税であろうか。増税となれば、財政が、現在よりも健全化するので、円高になると考えられる。それでは、増税がないとなれば、円安かといえば、ことは、そう簡単ではない。一時的には、円安に振れ、その後、日本の国際収支、経常収支により、円高方向に、動くとおもっている。しかしながら、円は、あくまで、ニュートラルであり、おそらく、76円~84円のレンジになるのではないかと考えている。
アメリカの雇用も、大きく増えるでもなく、減るでもなし。となれば、FRBの金融政策も、現状維持で、商品価格をにらみながらの、口三味線となるだろう。ドルを中心に考えれば、ユーロもレンジになるのが道理で、1.2800~1.3500ぐらいのレンジというところか?ECBも、金融政策は、現状維持であろう。いきなり、利上げということはないだろう。
株は、日経平均先物9200割れの9150で、週末の取引を終える。そろそろ、打診買いを入れてみるか。シャープとライト工業とに売りを入れているので、買い戻してもよいかと考えているが、シャープは、上げてくれば、売り増ししてもいいのではないかと考えているところである。
<為替相場>
ドル円 78.20~80.60
ユーロ円 102.20~107.20
ユーロドル 1.2800~1.3350
フランス大統領選挙もそうであるが、ギリシャの総選挙で、与党2大政党のPASOKと新民主主義党(ND)が与党から転落しようとも、結果として、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)に対し履行を確約した支援条件を順守することが、唯一生き延びる道であるということは明らかであり、ある意味、お笑い劇場INギリシャ議会。ここまでやりましたが、どうにもなりませんので、条約を順守します!ということになるのが、既定路線である。国内世論の取りまとめに、時間がかかるのですというところか。
フランス大統領選にしても、事情は同じである(フランスは、少しは政策が緩和的になる恐れはある)。
ユーロが暴落してくれれば、買いで対応したいところであるが、比較的、動きがおとなしい、ドル円の円売りでも、いいかもしれない(負けないトレード)。
円は、5月10日の国際収支・経常収支の前後で、動いてくる可能性が高い。できるだけ、ひきつけてトレードしたいところである。
また、豪ドルが下落しているので、いったん戻るのではないかと考えている。そうであるならば、5月11日の中国の重要指標が山場になるとおもっているところである。1.0200を割り込んでくるのであれば、いったん、そこで買いポジションをとってみても面白いか。近場にストップをおく必要はあるが。
来週は、週初で動きそうである。楽しみである。
<株式相場>
日経平均 8950~9350
シャープとライト工業の空売りは、まずまずである。しかしである。カルビーが、少し見ないあいだに、無意味に吊り上っていたので、打診売りをしてみたが、50円ほど、踏みあげられてしまった。このまま放置プレーと洒落込むことに決定。おそらく、売り物が出ないのだろう。個人投資家の、空売りのポジションが少したまっているようであるが、ここは、我慢のしどころである。
日経平均は、為替次第か? 月曜に打診買いしてみようか迷うところである。ユーロ圏の政治リスク次第である。
円高、中国、デフレ、日本のモノづくりの危機が叫ばれている。
叫んでいる割には、安いモノ買おうとする。持っている財布、バックは、舶来物。
良いモノを安く。マークがつけば高く。
それでも、日本のモノづくりの危機が叫ばれるのである。
それはさておき、ウシ象の手元に、このような本がある。
タイトル「世の中に役に立たないものを作ってみたかったんだよ」
サブタイトル テレビリモコン型暗殺兵器開発秘話
著者 新居高山 昇
以下その引用である。
ある晴れた日の昼下がり。朝から雨が降っていたのであるが、晴れだった。一人で座禅を組み、警策で、自分で、自分の背中を叩いていると、ついには、38打目で、皮膚が裂け、血が流れ出した。しばらく、その甘美な心地よい痛みに酔いしれていると、私のあたまに、ふと、あるアイデアが浮かんだ。
そうだ、テレビのリモコンから、シャーペンの芯が飛び出すというのはどうだろう。くるくる回りながら、飛び出す。グッドアイデアだ!
こいつはすごいことになるぞ!思わず、叫び声を、上げてしまった。部屋の床の間に置いてある。両目ともに、目が入っていないだるまが、その声に驚いて、私のほうを、その黒目で、ぎょろりと睨んだ気がした。
まてよ。いったいそんなものをだれが買うというんだ。
そうだ、意味を持たせよう。シャーペンの芯が刺さると、人が死ぬんだ!うへへへへ・・・・・
そうすれば、買い手がいろいろあらわれてくるぞ!モサド、CIA、FBI、それに、世界のテロ組織。これでそろばんがあった。
しかし、シャーペンの芯だけでは、殺傷能力が低い。ここで、思いついたのが、シャーペンの芯の原料に、爆薬を使うことである。刺さったところで、血液と反応して、ぼかんと一発。またひとつ、高いハードルをクリアーである。
だが、ひと安心したところで、もう一段高いハードルが、私の前に立ちはだかったのである。そいつの名は、安全基準!
安全基準に抵触してしまうぞ! これでは、販売できないではないか!
そうだ! こうしよう!
発射するために、ボタンを押したところで、「シャーペンの芯が、飛び出します。ご注意ください。シャーペンの芯が、飛び出します。ご注意ください」と大音量で、アナウンスされるようにするのである。
これで安全基準も無事にクリアー。
うへへへへ・・・・・・。こいつはすごいぞ!
以上、ながながと引用してきたが、モノづくりに対する、ほこり高き男の生き様が見て取れたとおもう。日本のモノづくり、万歳である。努力こそ、最大の美徳である。