株取引で1番難しさを感じるのは売り注文を出すタイミングです。
株を始めて間もない頃、とにかくロスカットを早く行うことばかりに神経を使ってました。
というのも自分が上がると思って自信を持って出した買い注文です。
その株価より低い時点で自分の予想は外れたわけで、そんな状態から強気にホールドしても良い結果は付いてこないだろう、と考えてのものでした。
そして、ロスカットを繰り返すことが続いたのですが、後々確認するとロスカットした銘柄の大部分は買値までその後1度は戻しているのです。買値どころかそれ以上の値を付けています。
これで気付かされたのは早いロスカットが必ずしも良いとは言えず、その局面に応じて適切な売買が求められるということです。
つまりロスカットを5%もしくは20%に設定することなど、大まかな設定をすることは大切ですが、それに囚われすぎず、場合によってはホールドし続ける、早い段階で売るなどの選択が必要になるということです。
急激に値を落とすと個人は不安になりますが、その材料は何なのか冷静に考える。もしかしたらその銘柄を仕切っているディーラーによる振るい落としかもしれない。つまりそこで売ったら負けなのです。
ここまで長く書きましたが、そうは言っても持ち続けた結果、さらに株価が下落し、さらに売れない状態を作り出してしまうこともあるのが株の世界です。
自分の選択に絶対の自信を持てるように、売買は浮き足立った状態でやるのではなく、しっかり理由を考えた上でやることは当然のことだとは思いますが、常に心掛けたいと思います。
信念を持って売った後に、株価急騰することは当然よくあることだとは思いますが、私は『自分の買いと判断した銘柄選択は間違っていなかった』と前向きに考えて次に進むように心掛けています。
トレードで得た経験を積み重ねて、売るタイミングの理論を各自構築していきましょう。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。