等伯(日経連載小説)24年5月3日(木) 14時22分

堅実さん

いよいよこの新聞小説も,佳境にはいり、終わりに近いと感ずる。一人の画家が、いろいろの全てを失っても、絵の世界で、より完成度の高い作品を求める物語である。

 

 何と言っても、この表現力の強さには、何時も感心させられる。自分も文なるものを、今書いているが、とてもその能力が無いことを、思い知らされる。

 

 絵描きという者には、そういうものが有るだろう。自分の求める宇宙とのつながる表現である。その、つながりは、なんだか、はっきりとは、分からないが、おそらく、究極の真理であろう。そしてその作品が、絵描きの限界となってもいる。

 

 さらに、高きを求め、求めきれない高きを求め、苦悩する。これが絵描きの求めているものであろう。

 

 さあ、最後はどうなるか。個人的には、等伯に最後の安らぎをもとめてやりたいが、さて作者の安部龍太郎氏はどう結末をつけるか。安らぎと共に、未完成であると、締めくくるような結末ではと、思うが。

2件のコメントがあります
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堅実さん

エポワス さんへ

 

有難う、御座います。

 

これは、特に、日記に書きます。

こんばんは はじめまして

等伯をご覧になっていらっしゃったのですね~~。

何か仲間が出来たようでとてもうれしいです。私は

途中から気が付いてて切り抜きを始めました。

みん株よりこちらにはまってしまっています。

 

プロの作品構成の見事さ、文章の力、絵の力というものに

引き込まれます。みん株でいつのまにか、素人の文章に

影響されていた自分に愕然となっています。

安部龍太郎氏はどう結末をつけるか。安らぎと共に、未完成であると、締めくくるような結末ではと、思うが。

 

同じような予感がしております。

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