自動車道にガス欠防止の案内標識//全国初

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 中国横断自動車道姫路鳥取線の鳥取インターチェンジ(IC、鳥取市)―佐用本線料金所(兵庫県佐用町)間(62キロ)に給油所がないため、ガス欠による車の立ち往生が相次いでいる。中国地方整備局は中間点の智頭IC(鳥取県智頭町)付近に、燃料が少なくなった車は一般道に降りて給油するよう注意を促す看板を設置した。

 整備局によると、高速道路へのこうした看板の設置は全国で例がないという。同区間は国と地元の県が建設費を負担する方式で造る通行料無料の高速道路。自由に一般道と行き来でき、建設コストを抑えるためサービスエリアを設けてない。このため本線に給油所用のスペースがない。

 同区間は岡山・兵庫県境の8・3キロ(本年度開通予定)を残して2010年3月に中国自動車道とつながった。整備局によると、その後の2年間で燃料切れによる車の立ち往生が少なくとも10台報告されている。整備局道路計画課は「中国道から入ってきたドライバーが事情を知らずガス欠になるケースがある」としている。

 このため整備局は一般道に降りて給油を促す看板を大型連休前の4月24日、5カ所に設置した。智頭ICから半径2キロ以内の給油所5カ所の位置や営業時間を表示する。

【写真説明】智頭IC近くに設置された給油所と営業時間を案内する看板(中国地方整備局提供)

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