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ぷるん 海のタマコンニャク 羅臼沖で新種深海魚

ぷるん 海のタマコンニャク 羅臼沖で新種深海魚


新種と確認されたタマコンニャクウオ

(知床財団提供)



 【斜里】知床財団(オホーツク管内斜里町)は29日、北大大学院水産科学研究院との共同調査で2007年に根室管内羅臼町沖の深海で見つかった魚が新種と確認されたと発表した。「タマコンニャクウオ」と命名し、3月20日付の国内学術誌に論文が掲載された。

 新種と確認された魚は、羅臼漁港沖にある海洋深層水をくみ上げる施設のフィルター内で発見された。施設を管理する羅臼町と羅臼漁協の協力を得て08年までに35匹収集した。

 体長5~16センチ。クサウオ科の深海魚で、ヒレを支える骨の数や頭の幅などが従来の近縁種とは異なる。学名は発見場所の羅臼町への感謝を込め、「カレプロクタス・ラウスエンシス」と付けられた。

 これまで深海魚は底引き網漁などの混獲で新種が見つかることが大半だった。海洋深層水のくみ上げ施設では、より小さい魚の採集が可能なことから、さらなる新種の発見も期待されている。

 知床財団は「地元と研究機関、当財団の連携で素晴らしい結果となった。今後も協力して研究を進めていきたい」としている。

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