夜間立会見通し(2012-04-23 17:20)

夜間立会

23日の東京金相場の日中取引は、先週末20日のNY金相場が小幅高で終了した事を受けて、先週末の夜間取引終値を挟んで始まったものの、為替相場の円高・ユーロ安に押されて、一時は4,300円を割り込む場面もあった。しかし、取引中盤以降は4,300円台を維持し小動きとなったが、引けにかけて再び売り込まれ、下げ幅を拡大して取引を終えた。先週末のG20財務相・中央銀行総裁会議ではIMFの資金基盤を4,300億ドル以上積み増す事が決まったが、問題解決には力不足であり、失望すべき内容にはならなかったと言う程度の結果。確かに、安全網強化で時間稼ぎは出来るが、根本的な解決には債務国の財政再建を進めなければならない。週間見通しでお話しした、政治的リスクや周辺国の財政状況などから、ユーロは対ドル・対円で売り込まれ易い状況となっている為、ユーロの上値は重く、金の上値も重たいと考えられる。本日の夜間取引は明日・明後日と行われるFOMCを控えて、様子見姿勢が強いと思われるが、もしも大きく売り込まれるような局面があれば買い拾いたいところである。ドイツ4月PMI(16:30)、ユーロ圏4月PMI(17:00)発表で為替相場でユーロが動く時がチャンスか?

方向性         押し目買い
夜間取引レンジ       4,245円~4,335円
 
池末

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