2012/4/21 1:18
日本精工などベアリング(軸受け)4社が価格カルテルを結んだ疑いがあるとして、東京地検特捜部から家宅捜索を受けた。公正取引委員会が刑事告発に踏み切れば、告発対象の金額として過去最大級の規模になる。
家宅捜索を受けたのは日本精工のほかNTN、ジェイテクト、不二越。4社は年間4000億円を超す国内ベアリング市場で合計8割のシェアを握っており、競争が著しくゆがめられていた可能性がある。
関係者によれば、4社は2010年6月ごろに業界の会合で値上げ幅を決めていたもよう。ベアリングの原材料となる鋼材の価格が04年ごろから高騰していたことも背景にあるようだ。
日本の自動車部品業界では矢崎総業やデンソーが1月、ワイヤハーネスの価格カルテルを巡り米司法省から計5億4800万ドル(約443億円)の罰金を科された。矢崎は公取委からも約96億円の課徴金の納付命令を受けた。そのほかにもランプやラジエーターを手掛ける企業がカルテルの疑いで公取委から立ち入り検査を受けている。
ベアリング、日本精工、ジェイテクト、デンソー、NTN、不二越、矢崎総業
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