日経平均は、NYが小幅安にとどまったのを見て最初あげて始まったが、13000円をはさんでいったりきたり、結局昨日とほとんどかわらず。残念ながらとまったとはいえない状況だ。引けねは12992、安値は12883で、引け値でもざらばベースでも、2月12日の引け値13031、安値の12923を維持できなかった。2番底は、亀裂がはいって支えとして役に立たなくなりつつある。TOPIXは昨日の段階で2月12日を引け値も安値も下回っていたが、今日はさらに下押ししている。日経平均の日足のMACDはシグナルを割ってきており、RCIも下降中、ボリンジャーもマイナス2σにかかりつつあり、さらに下をみそうな感じである。
為替は今日は小康状態という感じだが、日足MACDは下にぐいとさげ、月足、週足、日足いずれもボリンジャーは下に開いて下げ形状。RCIはどれも底値を示してはいるが、反発の気配はまだほとんどない。2005年1月の月足の終値103.63はすでにわりつつあり、同月の安値101.70を試す展開だが、さすがにこのへんでは抵抗しているようだ。でも雲などはすでにはるか上で、頼れるような抵抗帯らしき節目はあまりなく、どこまで円高にふれるのか、不安にかられてしまう。政府の大臣が採算ライン106円などと本音をいってしまっているのだから、現在の103円水準では、とても輸出関連を買うことはできない。それにしてもこの内閣は、どんなに株価が下がっても、評論家しているだけなのだろうか、嘘でも何かあがいてみたらどうなのか。情けないことこの上ない。