長崎市内で小学生と見られる女の子が「タクシー代を貸してほしい」と声をかけ、大人から現金を受け取る事案が20件近く相次いでいることがわかり、警察は詐欺の疑いもあるとみて捜査をはじめました。
女の子は歩いている人たちなどに突然声をかけ、現金を受け取ったということです。
長崎県警によりますと、長崎市内で先月末から小学校高学年と見られる女の子が「おじいちゃんが入院している病院に行きたい。タクシー代を貸してほしい」、「家に帰りたいがお金がない」などと声をかけ、現金を受け取る事案が20件近く相次いでるということです。
「私が警察に行ってお金借りられるか相談してみる?って言ったら、『お母さんから電話がかかってきた』って言って、なんとかお金を借りようという感じで」(女の子と会った大学生)
警察によりますと、女の子に数千円を渡した人もいて、総額は少なくとも数万円に上ると見られています。
警察は、子どものいたずらか、もしくは大人に指示されていた可能性も視野に入れ、注意を呼びかけるとともに詐欺の疑いもあると見て捜査しています。(17日18:05)