庄原市山内町の日吉神社で15日、「山王さん祭」があり、早駆け馬神事が奉納された。戦国時代の武将が必勝祈願する様子も再現した。地元では農作業の始まりを告げる春祭りともいわれている。
新見市の神郷乗馬クラブのメンバーがかみしも姿で6頭の馬に乗り、約50メートルの参道を勇壮に駆け抜けた。約400人の見物客は盛んにカメラを向け、歓声を上げていた。
早駆け馬などの神事の奉納は、1564年、尼子軍との合戦前に地元の武将の山内隆通が同神社に祈願すると、騎馬が活躍して勝利を収めたとの言い伝えにちなみ始まったとされる。
【写真説明】早駆け馬神事の奉納があった山王さん祭
