周南市は13日、同市大内町の周南西緑地公園内の池で見つかっていたスポッテッドガーパイクを捕獲した。同市徳山の徳山動物園で一時的に保護し、今後の対応を検討する。
13日午後に池と池をつなぐ幅約3・5メートル、水深約50センチの階段状に並ぶ流路にガーがいるのを発見。同3時35分ごろ、市職員らが12人がかりで縦1・2メートル、横2メートルの柵2枚を流路の下流側に置いて逃げ道をふさぎ、直径60センチの網3本で追いつめた。ガーは池を悠然と泳いでいたが、最後は網にすくわれて身動きが取れなくなった。
捕獲したガーは体長72センチ。鋭い歯が並ぶ口の部分は12センチあった。成体とみられ、雌雄は不明という。捕獲された後は徳山動物園の展示館入り口の水槽に移された。
公園を管理する市公園花とみどり課は、週明けの16日に池の水を抜いて捕獲する作戦だったが、浅瀬にいたため急きょ方針転換。職員が長靴を履き、網を用意して1時間かけて捕まえた。
【写真説明】
魚が逃げないように水路をふさぐ職員たち(13日午後3時30分)
【写真説明】
徳山動物園の展示水槽で体長の計測をされるスポッテッドガーパイク(13日午後4時30分

