周南市大内町の周南西緑地公園内の池で12日、鋭い歯がある肉食魚のスポッテッドガーパイクとみられる外来魚が見つかった。かまれると大けがをする危険があり、市は「存在が確認され次第、捕獲を検討する」としている。
12日午後2時ごろ、散歩をしていた近くの親子が見つけた。体長60センチほどとみられ、水面近くをゆっくり泳いでいた。体全体が黄色っぽく、全身に黒い斑点がある。何者かが池に放流したとみられ、複数匹が生息している可能性がある。
海響館(下関市)によると、スポッテッドガーパイクは北米東部原産で体長約1メートルになる肉食魚。観賞魚として輸入されているが、国内には野生種はいない。強力な顎と鋭い歯で主に魚を食べ、鳥を襲うこともある。
海響館は「手を出すとかまれ、けがをする危険がある。注意してほしい」と呼び掛けている。
【写真説明】池を悠々と泳ぐスポッテッドガーパイクとみられる魚
