スナック菓子大手カルビーは、台湾の食品大手、頂新グループなどとスナック菓子製造の合弁会社を中国国内に設立すると発表しました。
カルビーと伊藤忠商事、それに台湾の食品大手、頂新グループのカンシーフホウベン食品投資の3社は、7月に中国・天津市にスナック菓子の製造会社「天津カルビー食品」を設立します。カルビーのスナック菓子製造のノウハウと、カンシーフの販売網、それに伊藤忠商事の原材料の調達網を生かします。
伊藤忠商事によりますと、中国のスナック菓子市場はおよそ1500億円と日本の半分程度の規模ですが、今後は毎年2ケタの成長が見込めるということです。このためカルビーの松本会長は、天津のほかにも中国本土に3つの会社を設立する方針を示し、「2018年3月期には売上げを500億円にしたい」と述べています。(10日00:15)