三空叩き込み

優利加さん
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先週金曜日の米国株市場はイースターのため休場だったが、重要な統計発表があった。雇用統計だ。非農業部門の雇用者数が市場予想の20万人増に対して12万人増に留まり、失望感が支配的な雰囲気となった。本日の日本株式市場は米国市場に先駆けてこの失望感を織り込んで動いた。東証1部では、上昇銘柄数が269に対して、下落銘柄数は1,317となった。騰落レシオは84.15%へ急落した。東証1部の売買代金は遂に1兆円を割り込み、9,643億へ細った。株価が下げながら売買代金(出来高)が細るのは典型的な弱気相場である。

TOPIXも日経平均も窓を空けて続落した。ローソク足としては上ひげを引いた短陰線となったが、本日で三空叩き込みとなったので、また、本日の米国株式相場の下げを先取りして十分織り込んでいれば、明日は下げ渋るか若干反発する可能性が高そうだ。下値抵抗線として意識される3月7日安値に急接近している上に、上向きの60日移動平均線にも後わずかで接する。

TOPIX -12 @813
日経平均 -142円 @9,546円

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