大作3D化に温度差

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「STAR WARS」 子供に配慮し控えめ

「タイタニック」 髪の毛一本から立体化

 SF映画の傑作「STAR WARS」シリーズや、国内洋画興行成績歴代1位の「タイタニック」といった過去の洋画ヒット作が相次いで劇場向けに3D化されている。いずれも2D映像を3Dに変換したものだが、前者は3D効果をあえて控えめに、後者はより派手に-と、製作者の3D化への「温度差」が表れた格好となった。(市川雄二)



第1作まず見たい

 1999年に公開されたジョージ・ルーカス監督(67)の「STAR WARS エピソード1 ファントム・メナス」3D版は3月16日に封切られた。


時代設定はシリーズ全6部作の最初で、後にダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーの9歳当時の冒険を描いている。


興行通信社の調べでは、第1週の週末観客動員数は8位、3週目には圏外と、話題性とは裏腹に苦戦中だ。

 「ルーカス監督は子供たちに楽しんでもらうため、視覚的に飛び出す過度な3D映像はやめて、メカやデザインの魅力を強調した」と宣伝担当者。


だが「期待したほど3D効果を感じない」「77年公開の第1作の3D版をまず見たかった」との声も寄せられるという。今後も1年ごとに3D版が公開される。

変換作業に14億円

 97年に公開され、興収262億円を記録した「タイタニック」。


7日公開の「タイタニック 3D」は、3D変換に1年2カ月、製作費約1800万ドル(約14億7600万円)、約300人がかかわった。


来日したジェームズ・キャメロン監督(57)によると、ヒロイン役のケイト・ウィンスレットの髪の毛1本などあらゆる面で深さや厚みを立体化させる「気の遠くなる手作業」だったという。

 1912年4月に起きた英豪華客船タイタニック号の沈没事故に遭遇するジャック(レオナルド・ディカプリオ)とローズ(ウィンスレット)の恋物語。


3時間15分の大作で、キャメロン監督は「最初から2時間は、まだ氷山にぶつかっていないのでアクションはない。でも、3Dによって人間関係にリアル感が出た」と胸を張る。

邦画では予定なし

 一方、邦画では過去の名作を3D化する動きは出ていない。


「七人の侍」など傑作を抱える東宝は「人間ドラマに軸足を置いているので、ハリウッドに比べてもともと3Dに向いた企画が少ない」と必然性のなさを説明。


他社も「タイトルが決定している作品はない」(東映)、「将来的には分からないが、今のところ予定はない」(松竹)。

 キャメロン監督は「ネットでのダウンロード視聴など、今の世はコンパクト化ばかりを考えている。大きな形で娯楽を提供することが重要だ。劇場で映画を見る経験を奪ってはいけない」と力説し、そのためにスクリーンで見るのがふさわしい「タイタニック」を3D化したという。

 映画ファンの「劇場への回帰」が期待された3D映画だが、下火になりかけた期待を「タイタニック」が盛り返せるか。






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