3日、「台風並み」春の嵐のおそれ パート2

arama-さん

 台風並みの春の嵐となりそうです。3日は全国的に暴風が吹き荒れ、局地的に非常に激しい雨が降るおそれもあり、気象庁が厳重な警戒を呼びかけています。

 暖かな春の陽気に誘われ、徐々に見ごろを迎えつつある桜。2日夜も桜を肴に花見酒が進みます。東京・上野公園では桜が2分咲きの状態です。しかし、せっかくの咲き始めた桜を散らすほどの暴風となるおそれが出ています。

 「負けないですよ」(花見客)
 「今日が見納めです」(花見客)

 「桜にはかなわないですね。(花見の予定は)のばせないです。桜吹雪で・・・頑張ります!」(3日花見予定の人)

 春の嵐。それも台風並みの嵐が3日やってくるのです。気象庁は、不要な外出を控えるよう呼びかけました。

 「全国的に風が非常に強く、太平洋側を中心に暴風となるおそれがあります。竜巻などの激しい突風のおそれもあるということで、それにも注意する必要があります」(気象庁の会見)

 先月31日に関東地方を襲った強風。身をかがめ、慎重に足を運ぶ人の姿も見られました。成田空港では、強風の影響で目的地を変える航空機が相次ぎました。3日、一体どれほどの風が吹くのでしょうか。

 去年9月に列島を襲った台風15号。上陸した静岡県内では、店のシャッターが飛び、停電も起きました。低気圧との単純な比較はできませんが、このときの最大風速は20.3メートルでした。これは10分間の平均の風速です。

 3日、東京23区では、これを上回る最大風速25メートルが予測されています。気象庁の基準では、樹木が根こそぎ倒れはじめ、人が立っていられないほどの暴風です。今回のように日本海で急速に発達する低気圧は珍しいといいます。

 「昭和29(1954)年に日本海で低気圧が発達した例があるようです。メイストームという言葉の始まりになったというような低気圧らしいですが」(気象庁の会見)

 1954年5月、北海道を襲ったメイストーム、5月の嵐。このときは多数の漁船が遭難し、死者・行方不明者は361人にも上りました。3日の嵐、気象庁は厳重な警戒を呼びかけています。

(02日23:00)

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