あのジムロジャーズさんも「1000ドル程度まで押しが入るかもしれない」と警告しています。
「「金価格1000ドルでも驚かない」ジム・ロジャーズ氏」
先日の日経新聞にもこのような記事があった
「金、10年守った「神話」に揺らぎ」
去年11月のジムロジャーズさんの東京でのセミナーでも「10年以上続くトレンドと言うものはまず無い」と言っていました。たしかに上がったものは下がるし、下がったものは上がるのが、相場の常だと思います。
昨年の金の上昇にも例年とは違う点がありました。一番目立ったのは秋口の暴落です。そしてその背景として「取組高が下がりながらの金価格の上昇が続いた年」だったからという人がいます。
取組高は出来高と違い「買いポジション」のみカウントします。
「出来高・取組高」
買いポジションを外しながらの上昇、つまりショートカバーで上がって行った相場だったと言うのです。この場合ショートカバーで伸びきったところでの急落が秋にあったと考えればつじつまが合います。
だとすると今年の相場はどなるかと言うと「高値圏でのレンジののち下落」と考えるのが自然でしょう。
ただしジムロジャーズさんも長期での金ロングの姿勢は崩していませんし、私も金がこのまま年単位での下落基調になるとも思えません。よって今年の金は「十分な押しを待ってからの長期での金ロングポジションの構築」を狙うのが良いと思います。