
【写真説明】井笠鉄道の油彩画を収録した画集「懐かしの井笠鉄道」
かつて笠岡市と井原市、岡山県矢掛町、福山市神辺町を結んだ鉄道の油彩画を紹介する画集「懐かしの井笠鉄道」が完成した。機関車や当時の沿線風景をカラーで再現。鉄道の歴史を振り返るとともに、地域の変遷も伝えている。
画集はA4判、106ページ。アマチュア画家の三笠博通さん(70)=笠岡市大井南=の油彩画96枚を掲載する。2007年ごろから描き始め、作品を井笠鉄道創立100周年の昨夏に記念展で紹介した。
作画に際しては、モノクロ写真を24個人・団体から借りたり、カメラで接写。影で見えにくい箇所は記憶などで推測し、背景も含めてカラーで描いた。
画集では、ほとんど残っていない全24駅舎を紹介。ドイツ製コッペル1号車や西日本初のレールカー、1971年3月31日運行最終日の光景、列車が走る笠岡市街地の一望など列車や街並みの移り変わりを描写。全作品に解説を添えている。千部を作製。3千円。 問合先0865(63)0285