大王製紙、創業家「排除」を断念

arama-さん
創業家と現経営陣との対立が続く大王製紙です。今月末までに創業家側が保有する関連会社の株式を買い取る方針を打ち出していましたが、事実上断念しました。

 「極めて残念ながら、今月14日、井川高雄元顧問から『株式を売却する意図はない』との回答を受けました」(大王製紙 佐光正義 社長)

 大王製紙は前会長の井川意高被告による巨額の借り入れ事件を受けて、父親の井川高雄元顧問ら創業家側が保有する関連会社の株式を買い取り、創業家の影響を弱める方針を打ち出していました。

 しかし、創業家側は「売却する意図はない」と回答し、今月末を期限としていた交渉は決裂しました。また、井川意高被告が借り入れた金について、今月中に一部の弁済が可能になる見込みとの連絡を受けたことを明らかにしました。(29日17:50)
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