損保ジャパンと日本興亜、合併を発表

[arama-さん]

　損害保険大手のＮＫＳＪホールディングスは、傘下の損害保険ジャパンと日本興亜損害保険を２０１４年度の上半期に合併すると発表しました。売上高で国内損保トップとなります。

　「規模だけで安心は到底できない。収益性とかサービス品質を上げながら、お客様の評価が最も高い保険会社グループになって、最後には世界に伍して戦える会社を作り上げていきたい」（損害保険ジャパン・桜田謙悟社長）

　２０１４年度の上半期に合併するのは、ＮＫＳＪ傘下の損害保険ジャパンと日本興亜損害保険で、新会社の社名は「損害保険ジャパン日本興亜」とします。合併で、売上高にあたる正味収入保険料では東京海上日動火災保険を抜いて、国内損保トップとなります。

　また、新会社の社長には日本興亜の二宮雅也社長、会長には損保ジャパンの桜田謙悟社長が就任し、持ち株会社のトップ人事とたすき掛けにすることで、両社のバランスに配慮します。ＮＫＳＪは、タイの洪水による保険金の支払いなどで、ことし３月期の決算は１０００億円の最終赤字の見通しとなるなど経営状態が悪化していました。（23日19:31）