将来の成長性について

坂本彰さん
坂本彰さん

前回の続きです。


今回は将来の成長性について書いていきます。


私が投資をする時に重要視していることと一般投資家さんと
大きく違う2点目が、これです。


もちろん一般投資家さんも成長性についてはかなり重要視
されているのですが、その基準がちょっと違います。


例えば、業界規模が伸びているであったり、新製品が売れている
という理由、話題性で飛びつく人が多いと感じます。


要するに一時的な人気に便乗するというスタンスが多いのです。


こういった材料株を保有することは、私の経験からあまり儲けに
繋がらないと判断しております。


その理由ですが、


・新規参入が一気に増えて利益がそれ以上に減ること

・価格競争に巻き込まれること

・材料だけでは一時的な株価上昇にしかならないこと


があり、私も過去の経験上、上手みはないと判断したため投資
対象に選ぶことは稀です。


あったとしても、よほど知名度のない業界か、実績が伴って
いる会社のみです。


例えば、数年前に葬祭業界に新規参入を発表する会社が増えて
話題になりました。


葬儀をパッケージ化して料金を透明化するなどの発表があったの
ですが、その時点で利益にどこまで貢献できるか調べた人は
少数ではないでしょうか?


将来性だけで投資をすると一時的に話題が集中し関連銘柄の株価は
確かに上昇するケースもありますが、話題の終息と同時に結局は
株価も元に戻ります。


私の場合そういったことは追いかけず、将来の成長性が計算
しやすい地味な業種を選んでいます。


例えば小売店ですね。


これは前にも話したと思いますが、例えば飲食店チェーンであれば
今の店舗数と利益額から将来性が比較的検討しやすいのです。


例えば今、100店舗あり純利益で10億円の会社があるとします。


この会社は毎年20店ペースで出店しているとすれば、5年後の
店舗数は倍の200店、純利益は20億円になると計算できます。


もちろんこれは非常に簡単な計算式ではありますが、出店計画は
企業のホームページや会社四季報でも書かれている場合があります。


過去の出店ペースや業績推移も個人で確認できますし、将来の利益
予想も立てやすいため私は小売店業界をいくつか保有しています。


その中でブランド力がある会社を見つけることができれば、
かなり有望な投資先になるはずです。


是非、銘柄選びの参考にしてみてください。


http://saig.livedoor.biz/archives/2418191.html

坂本彰さんのブログ一覧