NY株安、円高ドル安、景気指標悪化のトリプルパンチ

28日のNYは、アメリカの失業保険受給者数の増加、バーナンキさんの地方銀行破綻発言で大きく下げ12582。日足の雲の下限で跳ね返された形になっている。基準線、転換線はまだ維持しているが、雲が下に下げってきており、これに押されて、下げてゆく可能性が高い。週足でも雲の下限にぶつかっているところ。下げのトレンドラインをひいてもちょうどその線上あたりにあり、このへんが戻りの限界かもしれない。モノライン問題などについても結局決着がついておらず、実体経済の悪化もこれから本格的にでてくると思われ、先行きは明るくなく、雲を買い上げる材料は乏しいと思われる。
 これをうつして為替は一気にドル安円高へ動いている。現時点で105.30だが、月足、週足はあいかわらず円高基調で、円安に触れていた日足も、MACDが円高方向へ動きつつあり、日足のRCIも円高方向へ急降下しており、トレンドはみな足並みそろえて円高を示しているので、しばらくは円高がすすんでゆくような気がする。
 日経平均は二番底をつけて戻してきたが、くもの下限ではね返されて下降にはいったところだ。日足はまだ転換線を維持しているものの、雲がどんよりと頭の上に下がってきており、RCIも90をつけて頭をうっていえう。週足では転換線近辺におしかえされているので、もういちど今度は下をたたくことになるかもしれない。NYの株安、円高に加えて、国内の鉱工業生産も悪くなっているようなので、いい材料がないので、日経平均はかなり苦しい。あがってきたといっても商いが薄いので、抵抗力はあまりないかもしれない。
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