奈良では月ヶ瀬。(名称がまた雅である)
京都なら北野天満宮。
滋賀では叶匠寿庵の寿長生の郷の梅林が印象的だった。
今年は例年に比べて梅の開花が遅く、
このみんかぶや地元の梅だよりを見ると、
今週から来週にかけてが見ごろのところが多そう。
3週間ほど前に御津綾部(兵庫県たつの市)の梅林に出かけたけれど、
残念ながらこのときは一,二分咲きといった感じ。
園内からは、数少ないお客さんの「ちょっと早かった~。」と
残念がるでっかい声があちこちであがっていた。
そんななか、「満開もいいけれど、これから咲こうとしているつぼみや
数少ない開いている梅を探して、ゆっくり見て歩くのもなかなかいいもんだよ。」
と話している人がいた。
この人は本当にお花が好きな人なんだなあ。
確かに満開の時は全体像しか見ていないけれど、
一枝、一輪をじっくり見比べるのもなかなか楽しいもの。
足し算的ないけ方(フラワーアレンジメント)ではなく、
引き算的ないけ方(いけばな)を学んでいる私は反省することしきりでした。