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インド 2012年インドの金輸入が急減の可能性

2012年インドの金輸入が急減の可能性、政府の関税倍増方針で 【ムンバイ 16日 ロイター】 世界最大の金輸入国であるインドで、2012年には金輸入が急減する可能性がある。政府が金にかかる関税を現在比2倍となる4%に引き上げると決定し、特に宝飾品向け金に対する国内需要が影響を受けるとみられているためだ。複数の業界関係者が明らかにした。

 ムカジー財務相が2012/13年度(2012年4月からの1年間)予算案の中で、金にかかる関税の引き上げを提案した。

 インドは2011年、過去最高となる969トンの金を輸入した。

 ボンベイ貴金属協会のPrithviraj Kothari会長は「これ(関税引き上げ)は良くない。金に対する需要を急減させるだろう。宝飾品需要に対する影響はさらに大きくなる」と指摘。金の密輸が増加することになると述べた。

 国際価格の上昇により、インドにおける金の需要は今年に入って既に落ち込み始めている。

 同会長は、関税の引き上げにより、仕入れコストの上昇分を製品価格に転嫁せざるを得ないインドの宝飾品輸出企業もダメージを受ける可能性があると指摘した。

 一方、業界関係者の中には、関税が引き上げられてもインドの需要に影響を与えないとみる向きもある。

 クオンタム・ゴールド・ファンドのファンドマネジャー、Chirag Mehta氏は「長期的に見れば、関税が引き上げられても、この国で人々が金を購入する理由を変えることはないだろう」と述べた。

2012/03/16 21:18

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