映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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円高に耐えられるか
昨日の日経平均は14000円を回復。モノライン問題に解決のめどが立ちそうだという楽観論が背景にあるようだが、売買高は薄く、でてくるアメリカの経済指標はさえないので、上に買い上げる力は乏しそうだ。日足では戻しの局面でMACDもゼロから上に顔を出しそうではあるが、雲の下限に近づいており、雲の中をあげる力があるかどうかが問われる。もっとも極端に売買高が乏しい今の勢いではかなり難しい感じで、雲の下限あたりでいったん上げどまるかもしれない。
ちょうど週足では転換線を少し上に抜けたところで、転換線を守りきれるかどうかという節目にもなっている。週足のMACDもマイナス圏だが、底打ちで上に頭をもたげており、RCIもついに上に動いてきているので、多少の期待がもてるが、週足ベースでは自律反発からリバウンドへ向かえるかどうかという局面にすぎないことを心しておかねばならない。
問題はNYと為替だ。NYは今(28日朝)の時点では、かろうじてわずかに続伸しているが、住宅指標などは悪く、インフレの懸念も高まってきており、バーナンキ証言の景気回復への意欲をみて、かろうじて、値を保っているに過ぎない。
ちょうどざら場の戻り高値まで戻してきているものの、上には日足でも、週足でも雲が立ち込めている。金利と景況感のつなひきだが、雲を上に買い上げるだけの力がどれだけあるか、これも注目だがあまり楽観はできない。
そうしたアメリカ経済の先行き不安をうつして、為替のほうは明快に円高に動いている。為替のほうは、株よりも明確な円高へのサインを出しおり、日足では基準線、転換線を円高方向に割って長い上髭をつけており、日足MACDも円安方向の勢いはとまって再び円高方向へ動き始めている。日足のRCIも急降下しており、もともと円高トレンドの週足、月足の方向へ足並みをそろえている。どうも105円までの円高をトライしていくことになるのではないか。
日経平均は、この円高に耐えられるかどうかが試されることになる。売買がうすいので、先物の思惑にふりまわされることになりかねない。
円高というよりはドル安ですね。円・ユーロは160円ですし、円・豪ドルは100円ですものね。
円高よりドル高の方が幾らか影響は緩和されると思います。