インデックス投資家にとって、ちょっと気になるニュースをピックアップ
米株価指数、ナスダック100がアップルに振り回されているとの事。(※1)
アップルの株価上昇により、指数にたいするアップル株比率が大きくなってしまったため、
ナスダック全体の動向よりも、アップル株の上下が指数に強く出てしまうのだ。
インデックス投資をすることにより、分散を計ったつもりでも…
上位数社の値動きに左右され、十分な効果が得られないという事になる恐れがある
ところで私は、S&P500のETFをほんの少し保有している。
この指数を選んだ理由は、米国株全体の指数として、
ダウ平均株価やナスダック総合指数よりも、
幅広い銘柄をカバーしているからだ。(※2)
しかし、そのS&P500でも大型株の急上昇・急降下の影響は避けられない。
なぜならこの前までエクソンモービルがS&P500構成比でトップだったが、
今はアップルに取って代わられたようだ
やはり、その時代の花形選手は影響力が強くなる
(もちろん、ナスダック100ほど比率は高くなく、指数への影響も少ないけれど)
ただし、小さい銘柄の比率が高すぎる某指数よりはマシ。
インデックスを選ぶ際、注意している方は少ないのですが、
ちょこと留意をしてみてはいかがだろう?
※1(PCサイト)MSNより
http://money.jp.msn.com/news/reuters/article.aspx?cp-documentid=5914138
※2 ナスダック総合指数の考察
単純に銘柄のカバー数だけで言えば、
ナスダック総合の方が5千銘柄以上なのでS&P500より多い。
しかしナスダック総合はナスダック上場銘柄のみ対象。
さらにナスダックはテクノロジー系などハイテク銘柄が多く、偏りがある。