静かに値下げ合戦が繰り広げられている。
そう、インデックス・ファンドの信託報酬だ。
ニュースによると、日興の年金積立ファンド2本が、
信託報酬を下げて業界最低水準になるとのこと。(※1)
過去を振り返れば、住友信託のSTAMシリーズも2010年に信託報酬を下げている。
インデックス・ファンドといえば、
パッと思い浮かぶメジャーな物は以下4社のファンド シリーズ。
・住友信託:STAM
・三菱UFJ :eMAXIS
・野村 :Funds-i
・日興 :年金積立
では、その4社で信託報酬を比べてみましょう
●TOPIX
1位 Funds-i 0.42%
1位 eMAXIS 0.42%
3位 STAM 0.4725%
4位 年金積立 0.651%
●先進国株式(MSCI-KOKUSAI指数)
1位 Funds-i 0.5775%
2位 eMAXIS 0.63%
2位 STAM 0.63%
4位 年金積立 0.882%
●新興国株式(MSCIエマージング・マーケット・インデックス)
1位 年金積立 0.5775%
2位 Funds-i 0.63%
2位 eMAXIS 0.63%
4位 STAM 0.6825%
●先進国債券(シティグループ世界国債(除く日本))
1位 Funds-i 0.5775%
1位 STAM 0.5775%
3位 eMAXIS 0.63%
4位 年金積立 0.7035%
●J-REIT(東証REIT指数)
1位 Funds-i 0.42%
1位 eMAXIS 0.42%
3位 STAM 0.525%
●先進国REIT(S&P先進国REIT指数(除く日本))
1位 Funds-i 0.5775%
2位 eMAXIS 0.63%
3位 STAM 0.6825%
(※以上、2012年3月2日時点。
私の書き間違いもあるので、購入の際はご自身で確認を!)
正直、他にも(日経225とか)あるのですが、面倒になったので割愛
こうしてみると、比較的新しいFunds-iやeMAXISは、
信託報酬で勝負していることが見えてきますね。
もちろん、信託報酬だけがインデックス・ファンドの良し悪しではありません。
(その他のコストもあるしね。)
他にも指数との連動性や、純資産総額も重要なファクター。
指数との連動性は各社の腕の見せ所であるが、
純資産総額はどれだけ投資家に選ばれたかの結果。
で、選ばれるのに分かりやすい尺度が、知名度と信託報酬の安さ。
って事は、信託報酬勝負になりやすいのね(・・;)
とか言いつつも、私が持っているインデックス・ファンド過半数はeMAXIS。
む~、指数の遷移も気になりますが、純資産総額の今後も気になりますねぇ~
注意すべきは、信託報酬を下げすぎてファンドを運用できなくなったり、
指数との連動性が薄れたりしたら意味が無い
身の丈にあった戦い方をしてくださいな。改悪や繰上償還というオチにならぬように!
※1(PCサイト)モーニングスターより
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=636737