「がんになっても安心して暮らせる社会」を掲げた新たながん対策推進の基本計画案を厚労省の協議会がまとめました。たばこの喫煙率を成人のおよそ12%に減らすといった数値目標が初めて出されました。
2012年度から5年間の新たな「がん対策推進基本計画案」は、働く世代や子どもなどへのがん対策を充実させるため、がんの早期発見、医療の充実、新薬の早期の承認、治療と就労の両立支援などを実現させるための具体的な取り組みを盛り込んでいます。
数値目標としては、「小児がんの拠点病院を5年以内に整備する」「がんの早期発見のため40~69歳の検診受診率を5年以内に50%とする」「がん予防のため2022年度までに成人のたばこの喫煙率を現在の19.5%からおよそ4割減らして12%とする」ことなどを掲げました。たばこ削減の数値目標が設定されるのは初めてです。
この計画案は国民からの意見募集を経て、5月から6月に閣議決定されることになります。
(01日19:21)