セラーテム社、中国企業買収で架空増資の疑い

[arama-さん]

　ジャスダック上場のソフトウェア会社が、中国企業を買収するにあたって架空の増資をしていた疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が強制調査に乗り出していたことがわかりました。

　金融商品取引法違反の疑いで強制調査を受けたのは、ジャスダックに上場するソフトウェア会社「セラーテムテクノロジー」です。セラーテム社は、２００９年に新たに株を発行して調達した資金で、中国のエネルギー関連企業を買収したと発表しました。しかし、関係者によりますと、実際は新たな資金は調達しておらず、買収は中国企業に自社株を譲渡することで実現したということです。

　買収の発表により、セラーテム社の株価は急激に上昇していて、証券取引等監視委員会では強制調査に乗り出すとともに、すでに指南役とみられる元幹部からも事情を聴いていて、今後、調査を本格化させる方針です。（27日01:17）