株に関する本を何冊も読み、その知識をもとに、長十年も売買してきましたが、上手く行きませんでした。特に、低レシオ、高業積、といった株ほど、私の場合は上手くいきませんでした。ただ役に立ったのは、テクニカルの知識です。ただこれも、こればかりを頼りにすると、梯子をはずされることがあり、何回も落ちて、大怪我をしたことがあります。今からは考えられませんが、たしか30年以上前に米国では、株式の死_という言葉が新聞の紙面を飾り、好業績にもかかわらず、株が低迷した時代が数年続いたように記憶しております。底値で低迷している時は、資金は逃げていきますが,いったん幽かな光が射して,底を打ったとなると,莫大な資金が流入してきます。詰まるところ、株を左右するものは、資金がどちらに動くか、リスクオフなのか、リスクオンなのか、売り方と買い方のバランス、力関係によって決まるのではないか、と考えております。現在の相場は指標をみるとかなり過熱感があり,通常ならば、一旦調整が有るところですが、まだ相場は始まったばかりの2,3合目であり、あと2~3か月は続くという見方をしております。空売りがかなり入っており、踏み上げ相場になりつつあります。野村H等をみると信用倍率が2倍割れして、売り方は損切りせざる得ない状況になってきております。もし一旦調整するとしたら、売り方が買い戻しに入って、売り残が減少した時だと見ております。この結果は2~3か月後に分かりますが、是から暫らくは、楽しみに相場を眺めております。