http://www.aim-ij.com/20120224-22rep.pdf
P4.
デリバティブ取引の状況 単位 百万円
先物取引
株式 226,721(2,267億円)
公社債券 18,477,600(18兆4,776億円)
オプション取引
株式 2,083,334(2兆833億円)
公社債券 36,290,300(36兆2,903億円)
自分の金は隠してるんだろうな
あなたの年金は大丈夫だろうか。会社員の老後を支える企業年金について、運用体制や成績をチェックする仕組み、損失が膨らんだ場合の影響をまとめた。
Q 年金運用の流れはどうなっている?
A 従業員への年金支給に備えて、企業が設立するのが年金基金。大企業などが単独で設立するケースと、中小企業などが寄り合い所帯でつくる総合型の基金とがある。
基金はおおまかな運用方針を決めるが、自ら株式や債券を売買するわけではない。運用会社と投資顧問契約を結び、実際の売買はプロの運用会社に一任される。
Q 運用を「丸投げ」してしまうのか。
A そうではない。運用会社は毎月末、四半期ごとなど定期的に成績を基金に報告するのが通例だ。とはいえ、投資責任者が基金に足を運んで詳しく説明する運用会社もある半面、AIJ投資顧問のように期間利回りを一方的に通知するだけのずさんな例もある。チェック体制は万全とはいえない。
Q 金融専門家がいない基金も多い。ずさんな運用を見抜けるのか。
A 外部の年金コンサルタントと契約し、運用内容の分析や運用会社との交渉にあたってもらうという手がある。成績が振るわなかったり、いたずらにリスクの高い投資をしていたりした場合は、契約を解除することもできる。
Q 損失が出た場合、だれが責任を負うのか。
A 正当な手続きを踏んで売買している限り、運用会社が損失を補填することはない。基金と母体企業が対応を求められる。目標利回りを確保できなければ、企業が資金を拠出して不足分を埋める必要が出てくる。穴埋めできないほど損失がかさむと、給付額が減るなど加入者にしわ寄せがいくこともあり得る。