携帯電話向けのゲームサイトを運営する「グリー」が「ディー・エヌ・エー」を訴えていた裁判です。よく似た釣りのゲームを配信され著作権を侵害されたとして、グリーが訴えていた裁判で、東京地裁はグリー側の請求を認め、ディー・エヌ・エーに対し、釣りゲームの配信をやめるよう命じました。
この裁判は携帯電話向けの釣りゲームサイト「釣りスタ」を配信する「グリー」が、別の釣りゲームサイト「釣りゲータウン2」を配信する「ディー・エヌ・エー」を相手取り、内容が酷似したゲームを配信されて著作権を侵害されたとして、訴えていたものです。
判決で東京地裁は「ディー・エヌ・エーの作品はグリーの作品のおよそ2年後に製作されている」と指摘。その上で、「釣り針にかかった魚を引き寄せる画面については、グリーの作品を改変して作成したもの」として、一部の画面について著作権の侵害があったと認定し、ディー・エヌ・エーに対して「釣りゲータウン2」の配信差し止めと、およそ2億3000万円の損害賠償を命じました。
判決を受けて、グリーは「今後も知的財産権の侵害には毅然として臨みます」とコメント。一方、ディ・エヌ・エーは「主張を認めて頂くため、直ちに控訴しました」とコメントしています。
(23日17:25)
