ちょっと横になるつもりが、ハーイ落ちてしまいました。
しばらくして、ドアをドンドン叩く音で目が覚めました。
「おい、開けろ! FBIだ。エロ本不正持ち込みの罪でガサ入れだ。
無駄な抵抗はやめて開けろ。さもないとマシンガンで蜂の巣にするぞ、開けろ。」
うるせー野郎だ。そんなつまらん事でFBIが来るわけないだろう。それに日本語を使うわけがない。
「はい、はい。開けますよ、警部殿。」
ドアを開けると、あのおバカさんと友人らしき野郎が
夜なのにSPのサングラスを掛けてなだれ込んで来た。まあ。用意の良い事ですな。
「ヘイ、ユー。ホールドアップ、エロ本ありましぇんかー? 」
やっぱりバカである。 二人して部屋を捜索し、勝手に自分達で持って来たハードコア本を差し出し
「これは何だ?お前のモノだな。
お前は日本ヤクザだ。日米犯罪者逮捕条約で逮捕する。お縄を頂戴しろ。」
覚えたての日本語を振りかざし、逮捕時のように手を後ろにまわして
「お前には黙秘権がある。と言ってもエー語はわかりましゅーか?」
もう、いい加減にしろ。怒るぞ。と言ってもやめるわけないのでじっと耐えました。
「よし、これから署に連行する、レッツゴー。」
二人はご満悦である。まったく困ったアホどもである。
車に行くまで手を後ろにまわされ、人が見たらどう思うかなんて全く気にしない。
アメリカに来ていたずらもエスカレートしてきたようだ。この先どうなるか心配である。
車に乗る事20分、車中では英語で話していた。
わたくしの英語力をチェックするためである。
日本にいた事は、自分がテツに教えたものだが、今は立場が逆転している。
えらそーに英語を使いやがって、鼻につくヤローだ。
悔しいから覚えたてのフランス語を使ってやった。
わかんねえーだろう、ざまーみろ。
よく考えてみると自分もかなり大人げない。どっちもどっちか?
テツの家のリビングでは、もう出来上がっているようなノリの連中もいた。
老若男女15人いたろうか。新婦さんもいらっしゃいます。
空港でのハグよろしくまたまたチュッ。テツがオーバーにやきもちをやくポーズ。
やんややんやで盛り上がる。おまけにkaraokeもあり
2世3世、現地人日米入り乱れカラオケ大会になりました。
勿論、わたくしは日本人なので日本の曲を歌いました。やっぱり日本人なんだな。
あれ、このパーティはわたくしのwelcome partyではないのか?
まあ、良いか。楽しければイイのだ。
明日はゴルフだ。楽しみだー。