EU=ヨーロッパ連合のユーロ圏各国は、20日、先送りを重ねてきたギリシャへの第2次支援について詰めの協議をしていて、20日中にも支援が決まる見込みです。
ユーロ圏各国は財務相会合を開き、1300億ユーロ(約13兆6500億円)にのぼるギリシャへの第2次支援について協議しています。
これまで条件とされた歳出削減策の提示などをギリシャが満たさず、支援決定は何度も先送りされてきました。しかし、ギリシャの主要政党が財政再建と構造改革の実行を確約する文書を提出したことなどから、各国からは20日中の支援決定を示唆する発言が相次いでいます。
ギリシャは来月20日に多額の国債の償還を控えていて、支援がなければ、無秩序な債務不履行に陥ることが確実視されていました。一方で、ギリシャ経済は予想以上に悪化していて、今後、ギリシャが順調に債務を減らしていけるかどうかは不透明です。(21日04:31)