「現在、陛下は自分の呼吸で、酸素マスクをしている状態ですが安定しています」(東大病院心臓外科 小野稔 教授)
医師団によりますと、手術はおよそ4時間で終了。麻酔からの目覚めも順調で、午後4時前に手術室から集中治療室に移られました。面会された皇后さまと長女の黒田清子さんが「お体はいかがですか」と問いかけたところ、首をたてに振り、手をさすると「気持ちいい」と話されたということです。
笑顔で会見に臨んだ医師団は、今回の手術について、東大と順天堂大の合同チームが協力し、ベストなタイミングでベストな手術ができたとしています。
「普段の手術を普段どおりした。結果もおのずとそのとおりになる。日常の生活を陛下のご希望通りのことができるようになった際には、必ずや『良いようです』という言葉が聞かれるのではないかと期待しています」(執刀医 天野篤 順天堂大教授)
医師団の説明では、手術中に心房性の不整脈の症状がありましたが、ある程度予想されたことで、適切な処置ができたとしています。
また、順調にいけば19日昼には食事をとり、19日、20日にはベッドから離れて立つこともできるのではないかとしています。月曜には、集中治療室から一般の病室に戻られる予定で、順調に回復すれば入院期間は2週間ほどになる見通しです。(18日21:28)