日経平均が大幅に上げて、ついに２月４日の戻り高値を抜いた。これで１月２２日の１２５７２が一番底、２月１２日の１２９２３が二番底ということが日足では確定。日足では、転換線、基準線を抜けているが、双方とも上向きで、目先は戻りを試すことになるだろう。
ではどこまで戻すか。週足ではちょうど転換線のところまでもどしており、中期的には自律反発をなんとか達成終了したことになる。週足では、さらに転換線をうわ抜けていけるかどうかが正念場である。さしあたりはボリンジャーのＴＰ、１４２９８あたりを回復できるかどうか、気になるところだ。
でもあげた根拠は不鮮明である。ＮＹ先週末に、モノライン救済策がうわさされたということがネタらしいが、それだけなら、あまりにも薄弱だろう。背景には、需給の改善とか、ＳＷＦとかの蠢動とかがあるということのようだが、どうも期待先行、雰囲気を材料にした先物主導の上げのようで、持続力があるかどうか、かなり気になる。
アメリカは次々に経済指標がでるということだが、まずは今晩のＮＹ、モノライ救済の噂が現実のものとなって、相場を支えるかどうかが第一の試練であろうか。
