週末の紐育市場は雇用統計改善の報を受け堅調に上昇。CMEも高値引けとのことで、週明けの東京市場も好スタートが予想されまするが、今後の展開を占う意味で、週足チャートを見ておきたいと存じまする。まずは吉例通り金曜の指標から。
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[2/3(金)の指標]
○日経平均
・株価: ¥8,831.93 (-44.89)
・25日移動平均乖離率: +2.5%
・騰落レシオ: 119.55
・RSI: 81.2
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画像左は好調な紐育ダウの週足チャート。言うまでもなく上り調子で、昨年7月から10月にかけて調整があったものの、その後見事に盛り返し、13週線(緑色)が26週、52週をきれいに上抜けた力強い動きを示しておりまする。移動平均線は全て上向きで、依然堅調なチャートでござりまする。
これに対して画像右は日経平均。こちらはこの2年に渡って下落トレンド。円高、政治不安、震災、タイの洪水被害などなど、もぐら叩きのごとく問題が発生していたため、企業業績も悪化。この下降トレンドは推して知るべしと申せましょう。
ただ光明が少し見えてきたのは、昨夏以降、株価は¥8,200前後で下げ止まっており、今は¥8,500に強固な壁があること。さらに年明けからの上昇相場で株価が26週線を越え、13週、26週線がようやく重い腰を上げ、僅かながら上向きになってきたことでござりましょう。
さすがに紐育もそろそろ休憩の可能性もあり、現在買われ過ぎ指標の日経も2月は調整が入るのではないかと見ておりまするが、ここでの調整が¥8,500を割らず底堅く、かつ長引かなければ、春先からは上昇期待できるのではないでしょうか。
暫し注視してみたいと存じまする。