東証の取引障害、予備システム作動せず //信頼ガタ落ちダ

[arama-さん]

　東京証券取引所は、２日に取引システムでトラブルが発生し、株式など２４１銘柄の取引を一時停止した問題について、予備のシステムが正常に作動しなかったと説明しました。

　「投資家、取引参加者の皆様に、大変ご迷惑をおかけしました。お詫びを申し上げたいと思います」（東証の会見）

　東証によりますと、２日に発生したトラブルは、取引システム「アローヘッド」で株価情報などを配信するサーバーに障害が起きた上、通常は切り替わるはずの予備のシステムが正常に作動しなかったためだということです。

　東証ではトラブルがあったサーバーを入れ替え、３日以降の取引に支障はないとしていますが、トラブルの詳しい原因はまだ分かっていません。

　「アローヘッド」は世界最高水準の処理スピードをもつシステムで、今回のようなトラブルが起きるのは２年前の導入以来初めてですが、東証では市場からの信頼回復のためにも「原因の究明を急ぎ、再発防止に努めたい」と説明しています。（02日20:22）