去年、心臓の冠動脈に狭窄(きょうさく)が見つかり、投薬治療を続けていた天皇陛下が、心臓の心電図に異常が見られたため、検査入院されることになりました。
陛下は、去年2月に東京大学医学部附属病院で心臓のカテーテル検査を受け、冠動脈の全体に、ある程度の動脈硬化や血管が狭くなっている場所が見つかったため、投薬治療を続けていましたが、宮内庁によりますと、その後、心電図による検査で運動の負荷がかかった際に、時折、血液の流れが悪くなる「虚血性変化」が若干見られたということです。
このため、来週11日から1泊2日の予定で東大病院に入院し、再び心臓のカテーテル検査を受けられるということです。その後の治療方針は、検査結果を見て、改めて発表される予定です。
陛下は2日、もともと予定されている葉山御用邸での静養に出発し、皇后さまと6日間過ごされます。(01日11:26)