で、CDを買いに行こうと思い立ったまではいいのですが、１０年振りくらいにCDを買う僕に「今どきCDってネット以外でどこで買えばいいんだろ・・・？」という素朴な疑問が湧いてきました。
昔であればちょっと大きめの本屋に行けば確実にCD売り場が併設されてたものですが、今やそのCD売り場だった所がドトールになっちゃったりして、みんな昼間から優雅にお茶してるんですよ。似非セレブ共が！
ま、普通にタワレコに行けばいいのですが、何かの用事で街まで出たついでにタワレコ！というのが理想でありまして、たかがCD一枚買いに街まで出るのはとても面倒臭いのです。
で、熟考した結果、TSUTAYAあたりにCD売ってないかな？と思いネットで調べたところ、新譜のCDを取り扱っている店舗もあるにはあるのですが、何故か近所のTSUTAYAは新譜を取り扱っていないという地味な嫌がらせを受けました。
仕方が無いので新譜を取り扱っている店舗で一番近いと思われるTSUTAYAに車で２０分も掛けて行ってきましたよ。
正直、レンタルの片手間で新品販売をしているようなお店なのでそんなに期待はしていなかったのですが、店に入ると案の定どれがレンタルでどれが売り物か分からないレイアウトになってました。 そんな中、やっとのことで探し当てた新譜コーナーにはエグザイルのCDしか並んでいない始末。 たしかに期待はしてませんでしたけど、いくらなんでもこれはヒドすぎる。
ふざけるなと・・・。よくも「新譜の販売もしております」とか言えたもんですよ。店長呼んで来いってーの！!
ま、僕は立派な社会人なので上記のよなことは一言も発せずにすごすごと店を後にしたのですが、これは困ったなと。一体どこに行ったらCDが買えるのかと・・・。
スマホでCDショップを検索すること１５分、ようやく近くのショッピングモールにCDショップがあることを発見し早速行ってみました・・・行ってみたんですが、なぜかここの店もメインはエグザイルで、僕の欲しいアーティストのCDは売ってませんでした。 もうね、逆にエグザイルってすげーなって思いましたよ・・・。
そんなこんなで、結局欲しい物を一つも手に入れる事無く一日が終わるという寂しい日になりそうだったのですが、このまま手ぶらで帰るのもしゃくだったのでショッピングセンターの食品売り場を何気に見に行ったのですよ。
そしたら今まで散々探し回っても見つからなかったカップラーメンが山のように売ってるじゃないですか！ もうね、宝の山ですよ。僕にとっては。
しかもコンビニで買うのと違ってお値段もかなりお安くなってます。こりゃ～間違いなく買いですよ！買い。株で言ったらお宝銘柄ですよ！！
ほとんど衝動的にカップラーメンを二つ手に取りレジでお会計をしたところ、レジのおばちゃんから「買い物袋はお持ちですか？」と問われました。
そんな完全無欠の衝動買いなのに買い物袋なんか用意してるわけがありません。
なので袋を持っていないことを伝えるとさらにおばちゃんは「袋、有料になりますがよろしいですか？」と問いかけてきました。
そんな、せっかく安い買い物ができたのに、あんなビニール袋に金払うなんて本末転倒なことするわけないじゃないですか。
そんなわけで主婦や学生が買い物をする中、お店のシールが貼られたカップラーメン二つを小脇に抱えたおっさんがちょい早歩きで出口に向かって広い店内を歩き回るのですよ。ジーパンのケツポケットには割り箸が二膳挿してある状態でですよ。
警備員にもずっとジロジロ見られてましたがなんとか店の外に脱出することに成功。あとは車までなるべく人に会わずに行ければミッション終了です。 しかし店の外に出てから駐車場に行くまでには押しボタン式の信号があるのですが、ボタン押してもなかなか青に変わってくれないのですよ。これがまた。
結局、信号を待っている間に買い物袋を提げた集団にまわりを取り囲まれる状況になってしまいました。
こうなるとカップラーメンを小脇に抱えている僕一人がやけに目立つような状況になってしまいまして、レジでは袋なんか無くてもぜんぜん平気だと思っていたのに、なぜか急に恥ずかしくなってしまいました。もうね、『一刻も早く車に戻りたい・・・。』状態ですよ。
買い物袋のたかが５円か１０円をケチっただけでまさかこんな辱めを受けるなんて・・・。ほんとレジ袋の重要性を実感させられた体験でした。 あんなちっぽけな袋１枚にもちゃんとした存在理由があるんだなって。
それと、僕に恥ずかしい思いをさせまいと一生懸命レジ袋をすすめてくれたレジのおばちゃんの優しさにも感動ですよ。 ごめんね袋なんかいらないって言っちゃって。 おばちゃんは優しさで言ったわけじゃないですかそうですか。
っていうかレジ袋くらい無料でくれよ。
