日立製作所の再編策では、収益悪化が続く薄型テレビ事業について、現在、国内で唯一となっている岐阜県美濃加茂市の工場での生産を9月末をもって終了し、今後は台湾などの海外メーカーに委託します。これで日立は、1956年から50年以上続くテレビ生産からの撤退が正式に決まります。
自社でのテレビ生産の終了後も、日立ブランドとしてテレビの販売や製品開発は継続する方針で、4月からは薄型テレビ事業をグループの子会社に移管するとともに、工場は液晶プロジェクターなど日立グループ内外の製品を受託生産し、雇用も継続するということです。(23日16:49)