ヨーロッパの債務危機が続く中、旧ユーゴスラビアのクロアチアでEU加盟の是非を問う国民投票が行われ、加盟が承認されました。
クロアチアの選挙管理委員会によりますと、22日に行われた国民投票では賛成がおよそ66%を占め、EU加盟が承認されました。EU加盟を最優先の課題に掲げてきたミラノビッチ首相は「歴史的な決定だ」と述べ、結果を歓迎しました。
一方で、ヨーロッパの債務危機に対する懸念などから国民の間には反対論も根強く、今回の投票でも反対が33%にのぼったほか、投票率も44%と低いレベルにとどまりました。今後はクロアチア議会とEU加盟各国の批准を経て、来年7月、28番目の加盟国となる予定です。(23日13:28)