ヨットで単独世界一周にオランダの少女が史上最年少で成功しました。
ヨットから笑顔で手を振っているのはオランダのラウラ・デッカーさん（１６）です。デッカーさんは去年１月、カリブ海に浮かぶシントマールテン島を出航。１年余りをかけ、およそ５万キロの単独航海を無事成功させました。
船の上で生活していた両親の元に生まれ、６歳で初めて一人で船に乗ったというデッカーさん。１０歳の時には「世界一周を夢見るようになった」といいます。
「もちろん、私ったら何をやってるのかしらって思うようなときもあったわ。でもやめたいと思ったことはなかった。これは私の夢だったから、かなえたかったの」（ラウラ・デッカーさん）
デッカーさんの単独世界一周をめぐっては２００９年、オランダの児童保護当局が「安全面を考慮すると危険だ」とし、裁判所から「出航禁止命令」を受け、いったんは断念しましたが、１０か月におよぶ裁判の末、航海を許可する判決が出ました。
デッカーさんは将来、ニュージーランドに移り住み、船に乗る生活がしたいとしていますが、まずは学業に専念したいと話しています。（23日08:42）
