jojuさんのブログ

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イベントドリブンとバブル崩壊に関する所感

 イベントドリブンというのはある程度仕手に近いものがあります。

 入ってくる人間は基本的に情報共有者であり、あとは売るタイミングを賭け合う状況になるからです。

 だから、早めに利益確定して『負けない』ことが重要になります。

 

 景気変動、成長性の中長期波動に依拠する、マクロ、ファンダに基づく『投資』と違って、イベントドリブンは往々にして単発情報に乗る『投機』になるのです。

 

 ただ、早めに利益確定して『負けない』ことが重要(そのほうが市場平均以上の収益率になる確率が高まる)というのは、これは景気山でのマクロ投資でも似たものであります。

 そして、出来るだけ大儲けしてやろうとチキンレース化するのも似たところがあります。

 ゆえにピーク付近では欲と恐怖のせめぎ合いが起きる。

 だからこそ、株価のピークは短く、鋭角的に下げ、急激なバブル崩壊現象が起きやすくなるわけですね。

 

 これを回避し、市場平均収益率を上回り続けるためには、やはり欲をかきすぎずに早めの利益確定を指向するのが無難。

 

 要するに、マクロやファンダの中央値を超えたら(この分析がキモなのですが)、早めに利益確定をうかがったほうが良いということですね、、市場平均収益率を上回り続けるためには。 

 そして、これは裏返せば中央値以下では早めに買われる、ということにもなります(押し目待ちに押し目無し)。

 

 皆がこういう意識を持つと(=過剰に高く売ろう、安く買おうという意識が無くなると)、景気変動、株価変動の波はフラットに近くなり(ボラテリテイ縮小)、平均的成長率に即したものになる

 

 これは潜在成長率は高める方向に作用するので、市場平均収益率を上げます。

 

 つまり多くの市場参加者の投資収益率は均等化し、かつ高くなっていくというわけです

 金融業界、証券業界のパイも『安定的に』膨らみやすくなります(業界全体としてシャープレシオが向上)。 逆に言うと、投機を煽るほど、パイは不安定化し、膨らみにくくなるのでしょう

 

 手数料に依存したビジネスモデルは本質的に危うい、、、(--;

 経済全体の資金の最適配分を促す、、そういう方向のビジネスモデルこそ王道でありましょう。

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